【画像あり】インドで水族館展示用の魚を捕ってたら → 新種のスネークヘッドを発見する → 過去に誤って日本に輸出されていた可能性浮上

あなたのスネークヘッド、新種じゃないですか？

‘Large’-mouthed aquarium pet turns out to be new species in India. See the creature https://t.co/yODjMtjD5E
— Miami Herald (@MiamiHerald) April 3, 2025

世界中の水族館では日々展示する膨大な量の魚の採取や取引が行われている。そのため、時にはそのような魚の中から新種が発見されることもあるようだ。

インドで新種のスネークヘッドが発見され話題となっている。さらに驚くべきことにこの新種のスネークヘッドが誤って日本に入ってきている可能性があるとのことだ。miamiherald.comなどが紹介している。

インド北東部の小さな村の近くで発見されたこの新種のスネークヘッド。水族館の飼育員で「水族館との取引のため魚を集めることが多い」というファラム・サングマさんによって発見された。

彼は2015年、2017年、2020年にインド・メガラヤ州にあるとある川で魚の採集を行い、その後知り合いの魚類研究者ジャヤシムハン・プラビーンラジ氏にその写真を送った。

▼画像
Channa nachi, a #newspecies of snakehead (#Teleostei: Channidae) from Meghalaya, Northeast #India https://t.co/09YtLhlmCj #Taxonomy pic.twitter.com/M5BFgxzoMu
— Zootaxa updates (@Zootaxa) March 27, 2025

当初、ファラム・サングマさんは何気なく送ったというこの魚の写真。しかし研究者が写真を見てい所、既知のどの種ともに似ていない黄色の体色が鮮やかなスネークヘッドに気が付いた。

その後プラビーンラジ氏とその研究チームはこの魚を詳しく観察・検査を行った結果、実際にこの魚が新種であると証明された。

この新種のスネークヘッドに付けられた学名は『Channa nachi』。体長約12cm。大きな頭、大きな口、肉厚な唇と、背の黄色と腹側の青色の鮮やかな体色が特徴。

この研究は3月27日にジャーナル誌「Zootaxa」に掲載された。

さらに驚くべきことに研究者のプラビーンラジ氏はmiamiherald.comの記事において「この魚は2017年に他のスネークヘッドと共に誤って日本に輸出された。」と語っている。

このことから現在日本のアクアリウム愛好家の家やどこかの水族館でこの最近発見された新種のスネークヘッドが秘かに飼育されているかもしれない。

もしかしたら、あなたの水槽で飼育しているスネークヘッドが新種である可能性も……。

▼source