【動画あり】鋭い牙に恐い顔の深海魚　なぜか水面付近で発見される　研究者も困惑

世界で初の発見である可能性

Nightmarish 'black demon' fish is seen in broad daylight for the first time EVER - as baffled scientists spot one off the coast of Tenerife https://t.co/V0ziMtJRDj
— Daily Mail Australia (@DailyMailAU) February 11, 2025

黒い体に大きな口と生えそろった鋭い牙。通常深海に生息しているこの魚、しかしスペインではなぜか水面付近でこの魚が発見され研究者が困惑しているという。

スペイン領カナリア諸島にある最大の島テネリフェ島の近海で海洋調査をしていた研究者らによって発見・撮影されInstagramなどで話題となっているこの動画。

映っているのは水面付近を泳ぐ黒い魚の姿。この魚は『ブラックデーモンフィッシュ（Melanocetus johnsonii　和名：ペリカンアンコウ）』と呼ばれており、通常は水深200〜2,000メートルの深海底に生息する。

しかし何故かこの時は、真昼間の浅瀬を泳いていたのだった。

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これを撮影した研究者David Jara Boguñá氏は「成体のMelanocetus johnsoniiが白昼堂々水面付近を泳いでいるところを目撃！これは世界初の記録かもしれない！生きている姿を目撃した人はほとんどいない伝説の魚だ！」とInstagramに記している。

同種のメスは球根状のエスカを発光ルアーとして使い、獲物を誘き寄せ捕食する。大きな口を巨大な口を持ち、遭遇したほぼすべての獲物を捕食するとされている。

動画ではかなり大きく見えるが同種は成長しても最大で153mm。メスが大きく成長し、オスは15.5～28mmにしか成長しない。オスは真っ暗な深海で大きな目と研ぎ澄まされた鼻孔を頼りにメスを探すとされている。

しかしオスの標本が現在までに世界でわずか8匹しか発見されておらず、現在のところ多くの生態がナゾに包まれている。

今回なぜこの深海魚が浅瀬で発見されたのか、研究者は「不明だ。病気、上昇海流、捕食者からの逃走などが推測される」と述べている。

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