【動画】珍しい真っ黒なキングペンギン、発見される　生まれる確率は「50万分の1」

圧倒的、黒

Ultra rare all BLACK penguin is spotted on South Georgia Island: Stunning bird is almost completely covered in dark feathers because of a genetic mutation https://t.co/amDK8bJYEC pic.twitter.com/Vf7u13f89D
— Daily Mail Online (@MailOnline) November 19, 2024

ペンギンといえば、黒と白のツートンカラーが一般的。しかし、極稀にこんな珍しいペンギンがうまれることもあるようだ。

サウスジョージア島でとても珍しい真っ黒なキングペンギン（Aptenodytes patagonicus）が発見され話題となっている。

イギリスの海外領土で南極大陸にもほど近いサウスジョージア島のセントアンドリュース湾でベルギーの野生動物写真家でベテラン探検隊長のイヴ・アダムス氏によって撮影されたこの動画。

映っているのはとても珍しい全身が真っ黒な羽毛に包まれたキングペンギン。通常キングペンギンは背が黒く、腹が白色をしていて、頭部付近には鮮やかなオレンジ色の羽毛を持つ。

しかし、今回発見されたキングペンギンはクチバシの一部以外が真っ黒。通常個体と並ぶとその違いが際立つ。

earthtouchnewsの記事によると、アダムス氏は運よく島に上陸した直後この真っ黒な個体を発見したという。彼は「これまで誰もこの全身が黒いペンギンを見たことがないと思います。」とコメントしている。

▽なぜ全身真っ黒？
アダムス氏によると、このペンギンは先天的にメラニンの過剰生産によって皮膚や羽毛などが真っ黒になってしまう『メラニズム』個体である可能性が高いとのことだ。

このような個体は他の個体と色が異なるため獲物や捕食者に見つかりやすいなど生存戦略において危うくなる可能性を持つが、この個体はこれほどまで大きく成長しているため上手く適応しているとのこと。

ここまで成長できた理由についてはサウスジョージア島がキングペンギンの巨大なコロニーであるため、圧倒的数の多さによって守られてきた可能性があるとのことだ。

もしかしたら、真っ黒の方が生存戦略的に優れているかも？

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