シャチ界隈で『頭の上にサケを乗せるファッション』が大流行する　37年ぶり　アメリカ

シャチにもある流行

最近ではミニスカートや厚底シューズ、ルーズソックスなど約20年前に流行ったファッションが再び流行るといった現象が起きており、ファッション業界ではよく聞く話だ。しかし、これは人間に限った事ではない？ようだ。

アメリカではシャチ界隈の間で『頭の上にサケを乗せるファッション』が流行っているという。これは37年前にも同じ海域のシャチ界隈で流行っていた行動であるとのことだ。IFLscienceなどが紹介している。

まず下記のXに投稿された画像を見ていただきたい。野生のシャチが頭の上に死んだサケを乗せている奇妙な光景が映っている。

Ummmmmm... is the salmon hat trend BACK!?!?
Screenshot from the most recent Orca Network report: https://t.co/nUhROIYi3U pic.twitter.com/FKt9PcDta3
— Pacific Whale Watch Association 🐳 (@ThePWWA) October 30, 2024

シャチは社交的な生物であり、その群れごとに食性や遊び、習慣などが異なり、群れごとにそれを伝承するという特性を持っているとされている。

このアメリカ北西部ピュージェット湾で目撃されたシャチの群れでは現在この『頭の上に死んだサケを乗せる』という行動が大流行しており、多数の個体でこの行動が確認されているとのことだ。

さらに驚いたことにこの行動は初めて観測されたわけではなく、37年前にも同じピュージェット湾の群れでこの行動の大流行が観測されていた。

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▽シャチはなぜこのような行動を？
現在のところ、彼らがなぜこのような行動をとるのか詳しいことは分かっていない。iflscience記事によると、シャチが頭の上をサケの貯蔵スペースとして使い、サケが豊富な時期に捕らえた余剰サケをお腹が空くまで頭の上で保存しているという説が有力であるようだ。

サケを頭の上に乗せる行為はファッションというよりは、お弁当箱に近いのかもしれない。他にも単におもちゃにしているという説もある。

いづれにせよ、このような行動が見られるのは短期間だけであり、時がたったらまた姿を消し、数十年後にまた流行するかもしれないとのことだ。

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