【動画あり】バングラデシュの伝統漁『カワウソ漁』の様子がこちら

カワウソの保護につながる

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日本などでは鵜を使って魚を捕る鵜飼いといった伝統漁が現代までに継承されており岐阜県岐阜市の長良川鵜飼はとても有名だ。

そんな鵜飼いのようにカワウソを使った伝統漁がバングラデシュには存在するようだ。

海外の旅行系インスタグラマーによって撮影され、最近海外のインターネット上で話題となっているこの動画。映っているのはなにやら複数のカワウソに縄を括りつけ川を泳がせている光景。実はこれ、カワウソを使って魚を捕まえる『カワウソ漁』の光景であるそうだ。

主にバングラデシュ南部で行われており、その歴史は数世紀にも及ぶという。動画では昼に撮影され魚を捕る様子は映っていないが、この漁が行われるのは通常夜間。

カワウソの遊泳能力と獲物を探す能力を利用し、多い時では１１kgの魚やエビを捕獲することができるそうだ。

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The fishers of Southern Bangladesh have an UNEXPECTED 🎣 fishing partner..SEA OTTERS! 🦦

Otter fishing is an ancient tradition in which fishers use otters to lure fish, they can help them catch up to 26 pounds of fish in one night!

Learn more ➡️ https://t.co/LkhHzi5CBc pic.twitter.com/YUBZTi52FT
— Fed by Blue (@FedByBlue) May 20, 2024

このような漁法はカワウソの生息するアジア地域で盛んに行われていたが、現在ではほとんどの地域で無くなってしまったという。その主な原因は魚の個体数激減。

この漁法に用いられる『コツメカワウソ（Aonyx cinerea）』は近年生息地の喪失や毛皮目的の乱獲によって個体数が激減し、バングラデシュでも絶滅危惧種に指定されている。

しかし専門家によると、この伝統漁が保全されることによって漁師とカワウソの共生関係が生まれ、結果的にカワウソの保護や個体数維持につながるとのことだ。

この伝統漁を守り続けていくことががバングラデシュの漁民にとってもカワウソたちにとっても大切であるようだ。

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