南アフリカに狂暴オットセイが出現　次々と人間を襲う　狂犬病に感染か？

オットセイの狂犬病感染は1981年にノルウェーで1件発生して以来初めて

'Rabid' seals foaming at the mouth with 'cherry-red, evil eyes' spark terror among beachgoers after spate of attacks in tourist hot-spot https://t.co/vDrb3KQMvz pic.twitter.com/AAhVuoQrnr
— Daily Mail Online (@MailOnline) July 12, 2024

ウイルス性の人獣共通感染症である狂犬病。漢字からして犬だけの病気のように見えるが、すべての哺乳類が感染することのある病気だ。

今回、南アフリカでは野生のオットセイがこの狂犬病に感染し人々を次々襲う事故が発生し問題となっている。DaiyMailなどが報じている。

近年、南アフリカのケープタウンでは海水浴客を次々と襲う狂暴な『ミナミアフリカオットセイ (Arctocephalus pusillus) 』が出現し、周辺住民や海水浴客が恐怖しているという。

最も直近では、ケープタウンのミューゼンバーグビーチでサーフィンの協議に参加していたサーファー3人がオットセイに襲われるという事件が起きた。

このサーファーらによると「小さなオットセイが猛スピードで近づいてきて、私の背中にしがみつきお尻を噛んだのです。」。他の男性らもオットセイにサーフボードを掴まれ、サーフボードを噛まれなどしたという。

また、昨年アメリカの女優ルル・テイラーさんがオットセイに手や指などを6回咬まれる事故も発生していた。

▽昨年狂暴オットセイに襲われたアメリカの女優。オットセイが狂犬病に感染していた可能性も

#RaisedbyWolves Star #LoulouTaylor Bitten Six Times in a Seal Attack at #CliftonBeach https://t.co/oyrMbsjk9p
— LatestLY (@latestly) January 6, 2023

その他にも、狂暴で攻撃的なオットセイは口から泡を吹きながら執拗にヒトを追いかけていたなどの証言が寄せれ、あまりにもオットセイによる襲撃件数が多すぎたため科学者らが原因調査に乗り出した。

その結果、11頭のオットセイが狂犬病の検査で陽性反応を示している事が判明した。オットセイの狂犬病感染は1981年にノルウェーで1件発生して以来であるという。

南アフリカに生息するオットセイの数は約200万頭。科学者らはその狂犬病流行に関する全容解明に乗り出している。地元自治体は周辺住民に対しオットセイに近づかないよう呼びかけている。

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