【画像あり】アメリカで奇妙な形をした古代魚が捕獲される　生物学者も驚き

フロリダの大自然を生き抜く

Crooked catch is a ‘shocking’ discovery by biologists in Florida https://t.co/NKzrHbB8Be pic.twitter.com/7cSGTE7svJ
— For The Win (@ForTheWin) July 6, 2024

細く長い体と長い吻、そして鋭い牙がカッコいい、アクアリウムで人気ガー科の魚たち。日本では2018年からガー科の魚全種が飼育できなくなっているが、水族館などで見ることができる。

今回、ガー科の魚の原産国であるアメリカで奇妙な形のロングノーズガーが発見され研究者らも驚いている。USAtodayなどが報じている。

アメリカ、フロリダ州のジョージ湖の近くシルバー・グレン・スプリングス保養地で電気漁法による生態系調査をおこなっていたFish and Wildlife Research Instituteの研究者らによって捕獲されたこの奇妙な形をした魚。

全長2.7フィート（82cm）、重量10.6ポンド（4.8kg）超えの『ロングノーズガー（Lepisosteus osseus）』であるというが、背がぐにゃりと曲がっているのが分かる。

▽背がくの字に曲がっていながらもここまで大きく成長したロングノーズが―

この個体について研究者はFacebookのキャプションで「この魚は生まれつきこのような体をしているわけではなく、傷害のある時点で脊椎を損傷し、このような興味深い形状を獲得した可能性が高い」と説明している。

背曲がりの個体は観賞魚を繁殖させている時など稀に生まれることがあるが、生まれつき背は曲がっている個体もいれば、成長過程における何らかの原因によって背が曲がる個体も存在する。今回発見された個体は後者であるようだ。

フロリダでは最近尾びれ付近の形がうねっている『オオメジロザメ（Carcharhinus leucas）』が発見され注目を集めている。研究者はこのオオメジロザメの体について先天性の脊柱側弯症か類似の脊椎変形を患っていると推測している。

▼先天性の脊柱側弯症か類似の脊椎変形で尾びれ付近の形がうねっているオオメジロザメ

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このような個体の場合泳ぎが遅くなるなどの影響があり、獲物を捕食する際や天敵から逃げる際に不利となってしまい死んでしまう確率が高くなる。しかしこれら個体は厳しいフロリダの野生下においてこれほどまでに立派に育っている。なんらかの克服する方法を発見したのか？豪運の持ち主なのか？いずれにしてもとんでもない事だ。

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