黒すぎてわけわからん！　海に生息する生物で『最も黒い』とされる魚、米カリフォルニアの深海で発見される（動画あり）

黒より黒く闇より暗き魚

Elusive deep sea creature with skin like an ‘invisibility cloak’ seen lurking off CA https://t.co/UJcUGpz3tF
— Fresno Bee (@FresnoBee) November 17, 2023

日光がほとんど届かない真っ暗な深海において、わずかな光やその反射は生死を左右するため極めて重要だ。

そのため、中にはこれほどまでに闇に紛れてしまう深海魚も存在する。

アメリカ、カリフォルニア州のモントレー湾水族館研究所の研究者によって、モントレー湾の水深781メートルで撮影されたこの動画。映っているのはなにやら黒い魚の影？と思いきや、実はこれ照明をあてた魚の姿であるという。

この魚の名前は『ドリーマーアンコウ（Oneirodes sp.）』と呼ばれているラクダアンコウ科の魚。

研究者によるとこの魚は「海で知られている黒い魚の中で最も黒い魚」と言われており、その理由は皮表まるで透明マントのように機能しあらゆる光を吸収してしまうためであるそうだ。

普段、先端が発光する誘引突起で獲物をおびき寄せ狩りを行う。そのため獲物から自身の存在を気づかれないようにするため、これほどまでに黒くなったと研究者は語る。

もちろん、あまりにも黒すぎるため人間が発見することも極めて難しい。モントレー湾水族館研究所によると、これまで7300回以上の潜水と28,400 時間以上動画を記録してきたが、同生物に遭遇したのはわずか9回だけであるとのことだ。

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