シャチのサメ肝臓好きが止まらない！　豪州でも肝臓だけが抜き取られたホホジロザメの死骸が発見される（動画あり）

南アフリカだけじゃなかった

Orcas attacked a great white shark to gorge on its liver in Australia, shredded carcass suggests https://t.co/sViTqI6vYc
— Live Science (@LiveScience) October 19, 2023

近年、南アフリカ近海では肝臓だけが無くなったホホジロザメの死骸が次々と発見され問題となっていた。その原因はシャチであることが分かっており、彼らはホホジロザメの肝臓だけを食べ、残り全てを捨ててしまう。

今回、そのケースと全く似たホホジロザメの死骸がオーストラリアで発見され話題となっている。

今月中旬にオーストラリア、ケープ・ブリッジウォーター近くの住民が発見したこの『ホホジロザメ( Carcharodon carcharias )』の死骸。よく見ると、内臓周辺だけが大きく損傷しておりそれ以外はとてもきれいな状態だ。

このようなサメの死骸はこれまでにも主に南アフリカで発見されており、その周辺のシャチによる仕業であることが最近分かってきていた。どうやら特定のシャチ個体群が栄養豊富なサメの肝臓大好きのようで、このような捕食方法を発明したとのこと。

これまでそのような捕食方法をとる個体群は南アフリカ近海のみとされていた。しかし今回の発見で遠く離れたオーストラリアで同様の捕食方法を持つシャチが存在している可能性が高いとして話題となっている。

オーストラリアとニュージーランドの沖合ではシャチとホホジロザメによる事象がこれまで9件記録されているが、内臓だけ抜かれたホホジロザメが発見されたのは今回が初めて。

南アフリカ近海に生息していた特定のシャチが生息地をオーストラリア近海に変えたのか？それとも、シャチのコミュニティー間でこの捕食方法が伝達され広まったのか？そのような詳細については今のところ不明だ。

このホホジロザメの死体は地元当局によって回収されサンプルは政府関係機関や研究者らに送られたそうだ。

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