タコみたいな貝みたいな奇妙な生物、ビーチに打ち上げられる（動画あり）

貝殻を持った不思議な頭足類

In the world of weird marine wash ups, a paper nautilus octopus definitely makes the highlights reel. https://t.co/VZvzKVQjWS
— Earth Touch (@EarthTouch) May 26, 2023

タコ？それとも貝？南アフリカでは地元住民も知らない奇妙な生物がビーチに打ち上げられ話題となっている。

今月初め、南アフリカ南部のケープタウンにあるミューゼンバーグビーチで研究者のTess Gridley博士によって発見されたこの奇妙な生き物。

一見タコやイカのようにも見えるが、白く美しい貝殻のようなものが一緒にくっついているのが分かる。一体この生物の正体とは？

Tess Gridley博士によると、この生物は英名でpaper nautiliと呼ばれている『アオイガイ（Argonauta argo） 』であるとのこと。

同種の特徴は、タコの仲間でありながら紙のように薄い美しい殻を持つこと。殻を持つのはメスだけで保育のためとされている。今回発見されたのは南アフリカであるが、その他にもインド洋、太平洋、大西洋、地中海の温かい海域に生息しているとされている。

アオイガイは泳ぐのが苦手な種であり、海が荒れたりすると稀にビーチに漂着してしまうそうだ。その際の生存率は極めて低く、今回の個体も海に返されたものの命が助かる可能性はほぼ無いとのこと。

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