ウナギの体にウーパールーパーの顔？新種の『サイレン』が発見される　アメリカ

全長約20cmと小柄で、サイレン科では最小

New Species of Siren Discovered in the United Stateshttps://t.co/VAzmTRIvIV #biology #science
— Sci.News: Breaking Science News (@scidotnews) April 8, 2023

ウナギのような体にウーパールーパーのような可愛らしいふさふさの鰓を持つ両生類の仲間「サイレン」。主に北米大陸に生息しており、日本でも観賞魚として飼育・販売されることがある。

今回、このサイレンの新種がアメリカ合衆国で発見された。

アメリカ、フロリダ州魚類野生生物保護委員会の魚類野生生物研究所はルイジアナ州東部や西フロリダでサイレン科の新種の生物を発見した。新たに発見された種には　Siren sphagnicola という学名が付けられた。

サイレン科の生物はウナギのような細い体にふさふさの外鰓を持ち、前肢があるが後肢は無いという特徴を持っている。種によっては全長が90cmを超える。

今回発見された新種のサイレンも同様の特徴を持っているが全長が約20cmととても小さい。これはサイレン科の生物の中では最小であるとのこと。

#NewSpecies
New siren from Florida, USA just floated in:

Siren sphagnicola
Holotype: @UF

Treatment: https://t.co/vEHTnepnVZ
Publication: https://t.co/8BbrCqVInB @Zootaxa @herphighlights @IchsAndHerps @amphibiansorg @PARCorg #FAIRdata #nature #Biodiversity #conservation #herps pic.twitter.com/LEwRJt0DW1
— Plazi Species (@plazi_species) April 7, 2023

研究者によると、サイレンは主に北米大陸の水生生息地に一般的に生息しているが、これまで分類学的な研究が他の一般的な種に比べてほとんど行われていなかったそうだ。

今後もさらにサイレン科の新種が発見され続けるかもしれない。サイレンは比較的大型になることからあまり観賞用として飼育されてこなかったが、今後も今回のような小型のサイレンが多く発見されれば飼育用として人気が出るかもしれない。

今回の新種発見に関する論文はZootaxaに掲載された。

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