学者「助けて！湖に居座る外来種の巨大アジアコイが捕まえられないの！」　ベテラン釣り人「大丈夫？手伝おっか？」 → 結果

学者「感謝してもしきれない。」

The Oklahoma Department of Wildlife Conservation (ODWC) says a fishing guide service recently caught a 67-pound male bighead carp in the Grand Lake area. https://t.co/NQSVkqPew1
— KSNT 27 News (@KSNTNews) March 30, 2023

中国原産の淡水魚『コクレン（Hypophthalmichthys nobilis）』。中国では食用とされる一般的な魚であるが、近年北米大陸に移入し生態系を破壊しているとして問題となっている。

今回、オクラホマ州ではとある湖でとても大きなコクレンが捕獲され、捕獲者は州から称賛されるといった出来事があったそうだ。

先週、オクラホマ州のグランド湖で捕獲されたというこの巨大魚。種はアジア原産のコイの仲間コクレンであり、重量は約２９kgもあるとのこと。

この釣果をオクラホマ州野生生物保護局公式Facebookが投稿。キャプションによると、水産生物学者がオクラホマ州のグランド湖で外来種のアジア原産コイを捕獲するため熟練した釣りガイドに助けを求めたところ、釣りガイドらはものの見事に狙った獲物を捕獲することに成功。これに学者らは「感謝してもしきれない」と賛辞を送っているとのことだ。

アメリカ合衆国において、コクレンは水質を改善し養殖池での魚の生産量が増えるとの理由から1973年にアーカンソー州へ持ち込まれ、その後1980年代初頭までに広く生息域が広がったという歴史がある。

米国魚類野生生物局によると、現在のコクレンの生息域はミシシッピ川、ミズーリ川、オハイオ川水系全域に広がっているとのこと。

今回捕獲された個体は、同種の個体数や分布に関する研究に役立てられるという。地元の研究機関はグランド湖で大きなコイを釣り上げたらリリースせずに通報するよう呼びかけている。

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