【インド】全身真っ赤で盲目の新種ナマズが発見される　現地の人々だけが知る幻の魚

現地の人々が井戸を掘ったり掃除をした時など稀に姿を現す

Strange New Species of Aquifer-Dwelling Catfish Discovered in Indiahttps://t.co/wydpoYr1oh #biology #science
— Sci.News: Breaking Science News (@scidotnews) February 22, 2023

インドで全身真っ赤で盲目の新種ナマズが発見された。同種の生物はこれまで現地の人々が井戸を掘ったり掃除をした時など稀に目撃されることが知られていた。

しかし、あまりにも珍しいため科学者らがその捕獲に苦戦していた。

南インドのケララ州で発見されたこの新種の魚。付けられた学名は『Horaglanis populi』。Horaglanis属の一種で同属の生物はこれまで4種発見されており、すべてがインド南部西ガーツ山脈付近の地下に生息している。

この新種の魚は古くから現地の人々の間で井戸を掘ったり掃除をした時にだけ非常に稀に水面に現れることが知られていた。

Researchers have identified a new species of catfish that dwells in the underground aquifer systems of #Kerala.

Dubbed the Horaglanis populi, the animal measures less than 32 mm & is genetically distinct from the other 3 Horaglanis species.

Read: https://t.co/LKgGTb9nCr pic.twitter.com/q30qe5Kx1B
— The Weather Channel India (@weatherindia) February 17, 2023

これに着目したドイツにある自然史博物館Senckenberg Natural History Collectionsの科学者Ralf Britz博士とその同僚らは現地を調査を行い、同種の採取に成功した。

新種の生物の特徴は盲目で色素が無く体色が赤く見えること。そして、全長は約3.5 cm 以下と小型であることだ。

科学者らによると、Horaglanis populiは主に地下の水域に生息しているため生息環境が限られ絶滅の危険性が高いとのこと。

この生物の生息する周辺の地域では近年天然水の採集がラテライト岩の採掘が行われており、同種の生息域破壊が懸念されている。

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