スペイン沖で背骨が横に70度曲がったクジラが発見される　脊柱側弯症か？

いったいなぜ？

Whale with ‘70-degree bend’ in its spine filmed in aerial footage off Spanish coast https://t.co/m9VpsNk2p7
— The Independent (@Independent) March 8, 2023

海外メディアによると、スペイン沖で背骨が曲がった状態のクジラが発見されニュースになっているという。

専門家によると、このクジラは脊柱側弯症という病気を患っている可能性が高いとのことだ。

スペイン、バルセロナから南西約200マイルの海域でボートに乗っていた人々によって発見されたこのクジラ。当初、人々はこのクジラが漁具に絡まれ身をよじらせていると思いすぐにバレンシア市の海洋水族館に通報した。

水族館の救助隊は市民警備隊と共に通報場所に訪れ、当該クジラを発見。状況を確認するためドローンで上空からの観測を行った。

すると、実はこのクジラは漁具に絡まっておらず、クジラ自身の脊椎が横に70度曲がっている事が判明。

研究者によると、このクジラは全長16メートル以上で重量は40トンのナガスクジラ。脊椎の曲がりは脊柱側弯症という病気によるものであるとのことだが、その原因は不明だ。

2021年3月にNature誌に掲載された研究によると、人間とは異なりクジラは脊柱側弯症を自然に発症する可能性は極めて低く、そのほとんどが船の衝突のような鈍的外傷によるものであるという。

水族館の救助隊らは保護や観測のため追跡GPS装置を付けようと試みたものの、既に海中に潜って行方が分からなくなったため失敗に終わったという。

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