【！！？】ロンドン動物園さん、ワニの展示エリアに『ワニ革製高級バッグ』を展示しネット上で称賛の嵐

動物園にとって重要な役割

A haaaAAAaaAAaandbaaaag??? https://t.co/n91lusJPHB
— IFLScience (@IFLScience) August 2, 2022

動物園の大きな役割としては生きた動物を飼育・研究し一般に公開することがあり、国際的には教育や種の保存についても重要視されている。

今回、イギリスの動物園では絶滅危惧種『シャムワニ（Crocodylus siamensis）』の飼育エリアで、同種の革を使った高級バッグを展示し話題となっている。

世界で最初に作られた科学的な動物園とされるロンドン中心部にあるロンドン動物園。今、SNSなどではここで行われている独特な展示方法が話題となっている。

一人のTwitter ユーザーによって投稿されバズっているこの画像。写っているのは、展示エリアに置かれたなにやら高級そうなバッグと説明文。

説明文を呼んでみると、どうやらここは東南アジア原産のシャムワニの展示エリアで、おかれているバッグはシャムワニの革で作られたバッグであるとのこと。

London zoo not pissing around pic.twitter.com/C9cxoDCba2
— T🍅M (@sleepy_homo) August 1, 2022

▼シャムワニは絶滅危惧種
シャムワニは東南アジアの一部の地域に生息しており、過去75年間で80%が姿を消した絶滅危惧種で、野生下では既に事実上絶滅したとされている。

その原因は生息地の喪失と乱獲。同種の革は古くから高級バッグの原材料として重宝されており、それによって人間による乱獲が行われてきた。

▼バッグは空港で押収されたもの
ロンドン動物園によると、展示されているシャムワニ革製のバッグは空港で押収されたものであり、違法な野生生物取引について多くの人々に知ってもらうためこのような展示を行っているようだ。

ロンドン動物園の試みは大成功。一人のTwitterユーザーによって投稿された画像は現在までに5.4万リツイートされ多くの人々から称賛の声が集まっている。

近年、欧米などでは動物園・水族館に対する風当たりがとても強いが、この展示からは動物園はただ動物を展示するだけの施設ではないといった強い意思が感じられた。

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