【2万再生】光を反射し黄金色に輝く珍しい深海魚　米モントレー湾で撮影される（動画あり）

この黄金色には理由があった

これまでにもモントレー湾水族館研究所（MBARI）によって多くの深海調査が行われているカリフォルニア州のモントレー湾。

今回、新たにモントレー湾で珍しい深海生物の映像が撮影され話題となっている。

今回、モントレー湾水族館研究所（MBARI）の研究者が操縦する遠隔操作無人探査機（ROV）によって撮影されたのはこの黄金色に輝く深海魚の姿。
　
研究者らによると、この魚は『ハイフィンドラゴンフィッシュ（Bathophilus flemingi）』というホテイエソ化の深海魚であるという。

場所はモントレー湾の水深300メートル付近。同種の発見はとても珍しく、MBARIでも30年間でわずか4回しか発見していないとのこと。

During a recent expedition aboard our research vessel Western Flyer, MBARI’s science team encountered a beautifully bronze deep-sea dragon. Meet the highfin dragonfish, Bathophilus flemingi. pic.twitter.com/qp2jMDm2pM
— MBARI (@MBARI_News) May 3, 2022

▼この黄金色には理由がある
研究者が遠隔操作無人探査機（ROV）の照明をこの生物にあてたところ、なんとも美しい黄金色の光を反射した。この時の様子について研究者は「ただただゴージャスだった」と述べているほど。

研究者によるとこの黄金色によって、この魚は深海にまで届くわずかな青色の光を相殺し、自身の身を完全に闇の中に溶け込ませることができるという。それによって獲物に気づかれず近くまで忍び寄り、丸呑みにしてしまうとのこと。

また、この能力の他にも発行するフィラメントを隠し持っており、それをルアーのように使って獲物をおびき寄せることもできるそうだ。

人間の眼から見ればとても美しい黄金色の魚であるが、深海に棲む小さな魚たちにとってはまるで死神のような存在であった……。

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