カリブ海の島国で漁師がシャチを捕獲し殺す → SNSで「違法行為だ！」と大炎上 → 水産当局「違法行為ではない」と漁師擁護 → さらなる論争へ・・・

合法である模様

“The press release overall says to fishermen that as long as you don’t catch the orcas within the bays or the harbors of Saint Lucia, go ahead and enjoy yourselves.” Charles notes that there is also no sustainability in hunting and killing a juvenile orca. https://t.co/XaqhxQfO2g
— Loop St. Lucia (@LoopStLucia) March 25, 2022

カリブ海に浮かぶ美しい島国セントルシア。英国連邦加盟国であり、暖かな気候で美しいビーチが多いことなどから英語圏の人々に人気のリゾート地となっている。

今回、この平和な島国で漁師が『シャチ（Orcinus orca）』を捕まえて殺したとして、SNSで炎上する一大騒動となっているとのことだ。

シャチが捕獲されたのは今週火曜日。漁師らは午前11時頃に上空を二羽の鳥が旋回しているのをみて、その下に魚の群れが居ると予測し移動した。

すると、そこにはシャチが泳いでいたため、長いロープに取り付けられた槍を用いてそのシャチを捕獲したという。

捕獲されたシャチの重量は推定約４００kg。漁師は二人で30分かけて捕獲した後、小さなボートでシャチを港まで曳航した。

水揚げした後、彼らはシャチ肉を切り分けて一部を親しい知人に配り、残りをその場で販売したとのことだ。

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▼炎上
シャチの水揚げ時に撮影された画像はたちまちSNSで拡散され、多くの人々から「違法行為では無ないか？」といった漁師らを批判する声が殺到し炎上したという。

これを受けて、セントルシアの農林水産当局が正式にコメントを発表。それによると、セントルシアでは「セントルシアの湾または港で、海洋哺乳類を捕まえたり、殺したり、損傷したり、釣りをしてはならない」という法律があるという。

今回のケースにおいては、二人の漁師はシャチを沖で捕獲し殺していたため、違法行為には当たらないというのが公式な見解とのことだ。

▼激しい論争へと、
これを受けてネットではさらに論争が大きくなり、このニュースを報じる地元紙stluciatimesの記事コメント欄では、「湾や港と沖で捕獲することの違いってなに？彼らが沖で捕獲したってどうやって証明するの？」、「国際機関から反発を待とう。シャチは米国海産ほ乳類保護法でも保護されている。」といったコメントが寄せられていた。

このようなニュースを見ると、セントルシアの人々が日常的にシャチを食べているのかもしれないと思ってしまう。しかし、stluciatimesに寄せられたコメントを見てみると、同国の人々は60～70年代にシャチを食べていたことがあったが体調を崩す人が多かったことから、現在では一般的ではないとのことだ。

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