ホエールウォッチング観光客「野生のクジラが近づいてきた！キスしたろｗｗｗｗ」観光客「俺も俺もｗｗｗｗｗ」 ← なぜかSNSで絶賛されまくる

これはいいの?

A group of tourists in Mexico have had the ultimate up-close moment with a grey whale. https://t.co/9RW02w32G7
— NZStuffTravel (@NZStuffTravel) February 16, 2022

近年、欧米などでは海洋生物の保護意識が高まっており、野生生物に対しての過度な干渉は法律によって禁止されていたり、好ましくないとされている。

しかし、一方ではなぜかこのような行為について絶賛されるという現象が起きているようだ。もちろん、少数派ではあるがこの動画に批判的な意見を持つ人もいるようだが……。

メキシコのマグダレナベイのボートツアーに参加していた観光客によって撮影されSNSなどで話題となっているこの動画。

動画ではホエールウォッチング船に大きな『コククジラ（Eschrichtius robustus）』が自ら近づいてきて、それに対して観光客らがキスをしたり頭を擦りつけたりする様子が映っている。

この動画のコメント欄やこの動画を紹介するDailyMailの記事のコメント欄では「なんて素晴らしい動画なんだ。心が温まる」、「なんて素晴らしい光景。私もやってみたい。未だに一部の国では捕鯨が続けられているなんてとても酷い事」、「素晴らしい経験だったに違いない」といった肯定的な意見が多い。

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もちろん、一方で中には「クジラも人間と同じく気管支炎、インフルエンザ、COVIDなどに感染する可能性があるため、クジラにキスするべきではない。」、「なぜ野生生物に触れたりキスしたいと思うのか理解できない」、「これは近づきすぎ。人間にとっては素晴らしいことかもしれないが、クジラにとってはストレスかもしれない」といったこれらの人々の行動に否定的な意見もあった。

最近では野生のゾウアザラシに抱き付かれた写真家の女性、なぜかSNSで炎上し非難が殺到してしまうという出来事があった（記事）。今回の件に関しては自ら触りに行っていることなどから非難が殺到しそうなところだが非難の声はかなり少ない。

どうやら欧米の人々の間でも野生生物に対する人間の行動がどこまで良くてどこからが良くないのかかなり曖昧なようで、最終的には大多数の感情が重要となっているのかもしれない。

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