【2300いいね】南米原産の熱帯魚「プレコ」、アメリカで大繁殖してしまい問題に

アクアリストに責任ある行動をとるよう呼びかける

Two universities are conducting research into how best to control the population of this invasive species. https://t.co/8xZQwzNegH
— Newsweek (@Newsweek) January 19, 2022

アクアリウムで飼育される魚の中でも、とっても人気のある魚「プレコ」。ガラス面や石などにくっつく吸盤上の口が特徴で、水槽のコケ取り係として飼育される事もある。

主に南米原産のこの生物であるが、現在北米や日本など至る場所に移入してしまい、その土地の生態系を破壊してしまっているとして問題となっている。

アメリカ・テキサス州の生態系などを管理するTexas Parks & Wildlife Departmentの公式Facebookアカウントに投稿され話題となっているこの画像。

写っているのは青い容器に入れられた魚の姿。よく見てみると一つ一つの容器の中に数十匹物大量のプレコが入っているではないか。

同機関によると、これは『suckermouth catfish（Hypostomus plecostomus　日本ではセルフィンプレコと呼ばれる。）』という魚であるという。容器には合計400匹入っているようだ。

セルフィンプレコは南米のアマゾン水系に生息するナマズの仲間。吸盤上の口で苔や流木の表面をこそげとるように食べる。

▼アクアリウム趣味で飼われていたものが捨てられ
通常、この生物は北米大陸に生息していないのだが、アクアリウム趣味などで飼われていたものが放流されその後、自然繁殖を繰り返しこれほどまでに大量のプレコが生息するようになってしまったという。

この状態がより酷くなれば、北米の淡水生態系に多大な悪影響を与えるとして、Texas Parks & Wildlife Departmentではこのような駆除活動を行っているとのこと。

Texas Parks & Wildlife Departmentは飼い主らに対し、飼いきれなくなった魚を安易に水路やトイレに捨てないように責任ある行動をとるよう呼びかけている。

▼日本でも
セルフィンプレコの大量発生はアメリカだけでなく、日本の沖縄などでも確認されており、世界中で大きな問題として知れ渡りつつある。

同種の魚は日本でも稚魚が安価で簡単に購入できるが、最大で全長50cmにも成長してしまうため、放流してしまう飼い主が後を絶たない。

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