【動画】珍しい光景　マナティーの大群の中で遊ぶイルカ、ドローンで上空から撮影される　米フロリダ州

個体数が増えればこのような光景がもっと見られる可能性も

Hundreds of Florida manatees filmed basking alongside dolphins – video https://t.co/IgPM4N7kdx
— The Guardian (@guardian) February 15, 2021

海外メディアによると、アメリカでは暖かな水域に集まったマナティーの大群をドローンで撮影していたところ、偶然にもその中で遊ぶイルカの様子が撮影され話題になっているという。

アメリカ、フロリダ州西部のセント・ピーターズバーグで撮影され話題となっているこの動画。映っているのはなんと、マナティーの大群の中で楽しそうにじゃれ合うイルカの姿。

この時期、フロリダ州近海に生息するマナティーは寒さから逃れるため水温の暖かな水域に集まり大きな群れを作ることで知られている。

アメリカのアウトドアベンチャー会社のSee ThroughCanoeはその集まったマナティーをドローンを使って上空から撮影していたところ、偶然にもその群れの中でイルカ達が遊んでいる光景の撮影に成功した。

このような光景が撮影されることはとても珍しいという。

SWIMMING TOGETHER: Aerial footage captures dolphins mingling with manatees off the coast of Florida. https://t.co/YvDKP3xKmM pic.twitter.com/uChiTq1Z3Q
— ABC News (@ABC) February 11, 2021

この動画についてフロリダ国際大学芸術科学教育学部の生物科学教授マイク・ハイトハウス氏はGuardianの取材に対しこのように述べる。
「彼らが相互に近づかない特別な理由はありませんが、マナティーの個体数が少ないため必然的にこのような光景を見られる可能性は低くなっています。」

「将来、マナティーの個体数が本来あるべき数にまで戻ることがあれば、このような光景をより頻繁に目にすることができるでしょう。」

フロリダマナティーは17世紀以降食用の乱獲や漁業の混獲、船との接触事故などによって個体数が減少し1970年代には1,000頭ほどにまで減り絶滅危惧種に分類された。

しかし、近年活発に保護活動が行われフロリダ魚類野生生物保護委員会の推定によると、現在は約7,500頭のフロリダマナティーは確認されている。

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