絶滅危惧種のウミガメさん、あまりの寒さに気絶し動けなくなっていたところを救助される　アメリカ

特殊な湾の形状によって冷水から逃れられず？

An absolute unit of a turtle was rescued Friday from a beach in Truro: https://t.co/wmzutSexlG
— WBUR (@WBUR) November 22, 2020

海外メディアによると、アメリカ北東部の砂浜で動けなくなった状態のアカウミガメがボランティアによって発見されたという。

専門家によると、このウミガメは急激な寒さによって気絶してしまった可能性があるとのこと。これは主に若い個体に見られる現象だが、今回発見された個体は約30歳であり、このような事は珍しいとのこと。

先週金曜日、マサチューセッツ州トゥルーロで発見されたというこの大きなアカウミガメ。重量は約158kg。

このウミガメを発見したボランティアによると、ウミガメは逆さまの状態で砂浜に打ち上げられていたという。

ウミガメはその後すぐにカメの治療を行うことのできるニューイングランド水族館の海洋動物救助部門に搬送された。同水族館の獣医師らは24時間体制でウミガメの治療にあたったが、一週間後に死んでしまったとのこと。

The 350-pound turtle was rescued from Cape Cod on Friday and taken to New England Aquarium's Sea Turtle Hospital in Quincy, where he later died. https://t.co/8MLP9mol93
— NECN (@NECN) November 25, 2020

Cold-stunned 350-pound loggerhead is rescued by officials who found it unresponsive on its back https://t.co/yhQqCgBLsS
— Daily Mail US (@DailyMail) November 24, 2020

専門家によると、このウミガメは急激な寒さによって気絶し動けなくなった可能性があるという。トゥルーロ近くのケープ・コッド湾は特殊な鉤状形をしており、南下することが難しいためこの個体は冷水から逃れられなかった可能性が高いという。

獣医師らはこのウミガメの死後に検死を行った結果、この個体は過去数週間から数か月間、病気を患っており、体脂肪が少なく肺炎やいくつかの臓器に異常をきたしていたとのことだ。

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