ダイオウグソクムシに似たの新種の生物　インド洋の深海で発見される　インドネシア研究（画像あり）

世界で二番目に大きな等脚類

S'pore researchers find never-seen-before supergiant 'sea cockroach' in Indonesian waters https://t.co/na0HEF0CJd pic.twitter.com/A1yw5vL2FZ
— Mothership.sg (@MothershipSG) July 15, 2020

海外メディアによると、インドネシア・ジャワ島近海でグソクムシの新種が発見されたという。研究者らは今回の新種発見はインドネシア近海における生物多様性を象徴するものであると述べている。

インドネシア科学院とシンガポール国立大学の科学者らによって行われた今回の研究。彼らは2018年の調査で捕獲されていたダイオウグソクムシ似た生物に関する詳細な研究を行ったところ、新種であることが明らかになったとのことだ。

新種の生物が捕獲されたのはスンダ海峡とジャワ島南部、水深800~2100メートル。2018年の科学的調査では魚の他にカニ、クラゲ、エビ、軟体生物、海綿動物、ヒトデ、ウニ、などの800種12000匹の生物が捕獲されていたが、その中にこの新種の生物がいた。

🙃 We dare you to read this story about a #NewSpecies of giant (36 cm long‼️) 'sea cockroach' discovered in southern Java (Indian Ocean🌊).
Recently described in @ZooKeys_Journal!

By @ianabridged via @MailOnline https://t.co/GX0nCxX7Te #Biodiversity #MarineSpecies #Isopoda
— Pensoft (@Pensoft) July 17, 2020

新種に付けられた学名は『Bathynomus raksasa』。意味は“巨大なグソクムシ”。大きなグソクムシと言えばダイオウグソクムシ（Bathynomus giganteus）が有名だが、新種の生物はダイオウグソクムシに次いで世界で二番目に大きな等脚類であるという。

今回の新種発見についてインドネシア科学院の研究者Cahyo Rahmadi氏はBBCの取材にこう述べる。
「インドネシアにおける海洋生物研究分野にとって、今回の分類学研究はとても重要です。今回の発見はインドネシアの自然の生物多様性を証明するものです。」

同氏はさらに今回の研究結果は、インドネシア近海における生物研究が十分に行われておらず、多くの未発見種が生息している可能性を示すものだと説明している。

本研究はオープンジャーナルZookeysに掲載された。

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