【動画】母親の子宮内でうごめく『サメ』の赤ちゃん、超音波で撮影される

お腹の中の赤ちゃんを超音波で撮影

Scientists capture amazing ultrasound footage of unborn shark wriggling around inside its mother's womb https://t.co/QVvA9156We
— Daily Mail Online (@MailOnline) January 28, 2020

海外メディアによると、科学者らは妊娠中の『イタチザメ（Galeocerdo cuvier）』一時的に拘束し、その子宮内に宿った赤ちゃんザメを超音波で撮影することに成功したという。

アメリカ、アリゾナ州立大学やマイアミ大学の海洋生物学者8人のチームによって行われた今回の研究。彼らはカリブ海のバハマ近海に生息するメスの妊娠したイタチザメを一時的に拘束し、その子宮内の赤ちゃんザメの撮影に成功した。

撮影された映像では、母ザメの子宮内をうごめく複数の赤ちゃんザメの姿が映っており、時折サメの形がはっきりと映るなど子宮内で既にイタチザメの姿が形成されている様子などが見て取れる。

Ultrasound footage shows of unborn shark inside its mother's womb (For global wildlife news, download WildTrails (Android & iOS) https://t.co/vkCSZOH7yA) pic.twitter.com/3AU0TfE1og
— WildTrails - Ultimate Wildlife Holiday Experiences (@_WildTrails) January 28, 2020

Scientists capture amazing ultrasound footage of unborn shark wriggling inside its mother’s womb https://t.co/B1TxG2hubZ pic.twitter.com/fWhsWlHCBn
— readsector (@readsector) January 28, 2020

2019年12月に行われた同研究では野生のイタチザメ5頭を一時的に拘束し、ポータブル超音波検査機を用いてその子宮内の赤ちゃんの様子などが観察された。

アリゾナ州立大学の海洋生物学者James Sulikowski氏はDailyMailの記事では次のように述べてる。
「母親の子宮内にいる赤ちゃんをこのようにしてみることができて、私はまるでクリスマスの朝のような興奮をおぼえました。」

科学者らによると、バハマ近海に生息するイタチザメのオスメス比は1:9とメスの比率がとても高く、今回の研究の結果、多くのメスが妊娠していることが明らかとなったという。

今回の研究遠征はこの地域のイタチザメの動きや生態に関する貴重な洞察を研究者らに提供し、将来イタチザメなどの海洋生物保護に役立てられるとのことだ。

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