【サメ】フィリピンの有名観光地セブ島で海で投棄された『フカヒレ』が次々発見され問題に（画像あり）

セブ島のあるセブ州ではあらゆる種類のサメの捕獲や売買が禁止されている

German diver finds discarded shark fins in Cebu reefs https://t.co/fj513ixWw1
— GMA News (@gmanews) November 29, 2019

高級中華料理の定番として知られている『フカヒレ』。一般的にはヨシキリザメの背びれなどが使用される。近年は船上でヒレだけを切り取り残ったサメの体を海に返すなどの残虐な漁が一部の国々で行われているなどして問題となったこともある。

今回、フィリピンのセブ島では何故か重要であるはずのサメのフカヒレの部分だけが海に投棄されているのをドイツ人ダイバーによって発見され問題となっている。

セブ島南西部のモアルボアルに拠点を置くドイツ人ダイバーによって撮影され、SNSで話題となっているこの動画と画像。映っているのは海に投棄されたフカヒレの数々であるという。

ドイツ人ダイバーのKalle-Heinz Epp氏は自身の投稿でこのように述べている。
「今日、サンゴ礁で切り落とされたサメのヒレを発見しました。これを見て私たちはとてもショックを受けました。地元当局にこのことを話したら、彼らはすぐに捜査を開始しました。」

投棄されていたフカヒレの種について、確かなことは不明であるが現在のところ『オナガザメ（英: Thresher shark）』の物である可能性が高いとのこと。

セブ島のあるセブ州ではサメなどの海洋生物は主要な観光資源の一つとされており。漁業および水産資源条例によって、あらゆる種類のサメの捕獲や売買が禁止されている。

Save the Philippine Seasの Anna Oposaさんは言う。
「セブ島は世界中のダイバーにとってとても重要な場所であります。特にモアルボアルはサンゴ礁の美しい人気のダイビングスポットです。このような海洋生物たちは地元経済を支えているため、その保護には多くの努力を払う必要があります。　」

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