台湾でとても珍しいサメ『メガマウス』が捕獲された結果 → 地元のレストランが22万円で購入

全長3.5 メートル、重量612キログラム

Rare megamouth shark caught off Taiwan's east coast #megamouth #shark https://t.co/DccJPGutgS pic.twitter.com/KR7ZgOElWb
— Taiwan English News (@phillipcharlier) 2019年5月6日

台湾メディアによると、5月6日、台湾の漁港で非常に珍しいサメの仲間『メガマウス（学名：Megachasma pelagios）』が捕獲・水揚げされたという。

水揚げされたメガマウスはその後市場の競りにかけられ、地元のレストランが競り落としたとのことだ。

この非常に珍しいサメが捕獲されたのは台湾東部の花蓮港。水揚げされたメガマウスが全長3.5 メートル、重量612キログラムととても大きい。

水揚げされた個体は水産当局によって検査およびサンプル採取が行われ、その後漁港の競りにかけられ、地元のレストランが61,200ニュー台湾ドル（約22万円）で競り落としたとのこと。

メガマウスが世界で初めて発見されたのは1976年のことで、今回台湾で発見・捕獲された個体は世界中で発見された個体の中でもちょうど100番目になるという。台湾は世界的にも多くのメガマウスが発見されており、100個体中台湾で発見された個体は45匹。

メガマウスは非常に稀な種であるが、あまりにも珍しいこともあってか台湾の禁止漁業種リストには載っていないという。そのため誤って捕獲された場合であっても今回のように売買が行われるようだ。

この現状について台湾の専門家は「メガマウスもジンベエザメ同様に保護種に指定する必要があると訴えている。」

メガマウスは主に推進200メートル付近に生息するサメの仲間。ジンベエザメと同様に主にプランクトンなどの小さな生き物を主食としている。捕獲例・目撃例が少ないことから生体の多くが不明である。日本での主の捕獲例はわずか13件。

[source: TaiwanEnglishNews - Rare megamouth shark caught off Taiwan’s east coast]