【画像】つくばで開催中の水草だけのイベント『水草展2015 海に生きる水草』に行ってきた！

2年ぶりに開催された「水草展」今回のテーマは「海」+「アマゾン」　

二年に一度、茨城県つくば市にある筑波実験植物園で開催される日本で唯一の『水草』イベントである「水草店2015　海に生きる水草」に行ってきました！

今年のテーマは「海」+「アマゾン」。知っているようで知らない海草やアマゾンの水草について、また日本の水草と文化についてなど様々なことを学ぶことが出来ましたよ！

▼「水草展2015　海に生きる水草」概要
植物界の異端児 - 水草･･･その中でも、海の水草は指折りの変わり者です。陸上植物から海中へ進出できたのは、35 万種のうちたった 80 種！住みやすいのか？住みにくいのか？圧倒的な少数派にして、海に生きるための工夫に満ちたその生態と進化の過程には、多くの不思議があふれています。

日本の植物園では成功例の無い栽培保全に挑戦し、これまでほとんど紹介されることがなかった海の水草の世界を、美しい水槽とともに体感的にお伝えします。（出典：水草展公式サイト）

行ってきたのは暑さ厳しい8月11日。場所は、茨城県の筑波実験植物園。

つくばエクスプレスで「秋葉原」→「つくば駅」（片道約45分，1150円）つくば駅からは路線バスでテクノパーク大穂行き（5番乗り場）→「筑波実験植物園前」下車（片道約10分，160円）→徒歩3分バスの時間など事前に調べてからですと安心です。（関東鉄道バスＨＰ）

徒歩ですと、つくば駅から実験植物園まで30分ほど。

入場料は一般：310円。高校生以下65歳以上は無料！ご家族でもお金がかからず楽しめますよ。また、お子さんの夏休みの自由研究なんかにも最適かもしれません。

入り口となっているのが教育棟。ここでは、プロの水草レイアウターによる水草レイアウト水槽の展示や、小さな瓶でアクアリウムを作ることの出来るワークショップコーナー。また、物販などがあります。

ここからはプロの水草レイアウターによる水槽作品をご紹介いたします。製作者さんの名前などは一緒に写真に入るようにいたしましたのでご参考になさってください。

以上がプロレイアウターの方々の作品でした。てっちゃん先生が和風の水槽を展示されていないことには驚きました。

次にご紹介するのはつくば水草コンテストの受賞作品のご紹介。このコンテストの審査基準で最も重視されるのはなんと「水草愛」とのこと。そのため、どれも水草愛に溢れる水槽ばかりでした。

どれも素晴らしい作品ばかり。
この日の外の気温はとても高く暑かったものですから非常に癒やされました。

▼物販なども行っているようです。

▼ワークショップコーナー：小さなアクアリウムが作れてしまいます。お子さんの自由研究の最適かも

▼価格は瓶の大きさや形で変わりますが約1500円程

▼教育棟の外では水草掬いなるコーナーが

▼100円で3本までとのこと

▼これで捕ります！有茎草はかなり簡単ですが浮草は非常に難易度が高いです！

▼お次は教育棟を飛び出し、筑波実験植物園内をまわりますよ！

ド―――(ﾟдﾟ)―――ン!
これが筑波実験植物園。とっても広いです。

▼スタンプラリーでスタンプを会場内の７つのスタンプを集めると素敵なプレゼントがもらえるとのこと！ちびっ子に混ざってシコシコと集めますよ！

▼野生絶滅種であるコシガヤホシクサ

▼とても希少な水草のようです。

▼この日のつくば市の気温は30度超。かき氷が人気でした。

▼多目的温室

▼ここには希少な小型の植物がところ狭しと並んでいます。この温室内はクーラーが効いていて涼しい！

▼ここでは海草調査の様子など筑波大学の学生さんと思われるスタッフの方が教えてくれますよ

▼主に沖縄で調査され、調べる際はまず砂浜で落ちている海草の枯れ葉を探すようです。

▼これが沖縄の海に生息する海草（全種類）。海草は世界的にも非常に少ないので8種でも多い方のようです。

▼売店：ここでは定番の手ぬぐいや、世にも珍しい「バイカモ蕎麦」なるものが売ってます。

▼手ぬぐい：一昨年は水草柄でしたが、今年は海草柄

▼そしてこちらが「梅花藻蕎麦」。その場で茹でてくれて一人前350円。氷が入っていて冷たくて美味しいです。

▼麺の中に梅花藻が練りこまれているようで、少しだけ藻の香りが感じられました。

▼おみやげにも

▼次に入るのはこちらの建物。研修展示館

▼こちらのスペースはタヌキモの餌付けに挑戦する所

▼ミジンコなどを捕まえてたべる食中水草「タヌキモ」

▼顕微鏡とピンセットを使ってタヌキモに赤虫を与えるのですがこれがとっても難しい！

この企画、一昨年の水草展でもあったのですが、その時はハンガーストライキの如しタヌキモに出会い何度やっても食べてくれませんでした。

しかし、あれから二年。

一昨年の悔しさ晴らすべく挑戦した結果がこちらだ

↓

食べた！

ピンセットで赤虫を掴み、タヌキモの捕虫のうに近づけると。スポッ！と食べてくれました。この後赤虫は捕虫のう内で腐り、その後タヌキモのよって栄養を吸収されるようです。

とても難しいですが、タヌキモが食べてくれた時の喜びはひとしおです。もし、水草展に行かれる予定の方は挑戦してみてください。

▼研修展示館の展示は主に海草が中心で海草について詳しく学ぶことが出来ます。

▼そもそも、海草と海藻は何が違うの！？この水草展に来るまで海の植物はすべて海藻だと思っていたので驚きでした。

更に、学生さんと思われるスタッフの方に話を聞いた所。海藻はもともと海に生息する植物で海草は一度陸上に上がったものが、また海中に戻ったものであるとのこと。つまり、海草はクジラ！

▼栽培がとっても難しい

▼海草は陸上の植物同様、花を咲かせ受粉するとのこと。

▼研修展示館二階へ行きます。

▼ここでは、アマゾンの水草についての展示がありました。

▼マナウス、パンタナル、サンタレンなど、南米の淡水域での水草調査の様子

▼な、なんじゃこりゃ・・・

▼つくば市のお祭り、小田祇園祭で使われる大獅子とのこと。もさもさは全部水草！

▼昔、水草はトイレットペーパーの代わりとして使われていたらしい！

▼おしりを拭いた後は、そのまま肥料に。効率良すぎる！！

▼こんな所も見学できますよ

▼ここからは1階へ戻って順路を進みます。

▼一昨年展示されたバイカモ水槽。飼育の難しい梅花藻がこの水槽で可能に

▼複数のフィルターや水中モーターによって時計回りにぐるぐる水が回っています。もちろん、水槽用クーラーで水温も管理。

▼とっても大きな温室。熱帯雨林温室

▼中はまさにジャングル　とても蒸し蒸ししています。

▼こんな珍しい植物が

▼水中には熱帯の水草が生えています。現地ではどのように自生しているのが想像できます。

▼温室をでて筑波実験植物園内を周ります。

▼非常に広大な敷地に様々な植物が植えられています。

▼トイレ。一昨年は教育棟のトイレをレポートしたので今回は植物園内の建物からかなり離れたトイレ。

▼非常に険悪な雰囲気。これ以上は入ったら持ってかれそう。

▼夏らしい写真

▼植物園内を散策していたらこんな建物が！

ここは国立科学博物館の自然史標本棟とのこと。巨大なクジラなど複数の標本を見学することが出来ます。一昨年は見てなかったので入ってみて驚きでした。

▼植物園内をぐるりと周ってスタンプラリーをコンプリート！スタンプが一つ一つ凝っていて可愛いです。

そして、気になるのがスタンプラリーをコンプリート人だけが貰うことの出来るという
“素敵なプレゼント”

▼実際に頂いた“素敵なプレゼント”がこちら！

ポストカード！！！

以上です。

▼最後に、
2年ぶりに開催された水草展。今回のテーマは「海」+「アマゾン」ということでしたが、海草と海藻の違いや海草の生態、またアマゾンでの水草採集の様子や昔は水草がトイレットペーパーの代わりとして使われていたことなど初めて知ることばかりでした。

また、筑波大学の学生さんと思われるスタッフの方が非常に丁寧に教えてくれるのでとてもわかりやすく学ぶことが出来ました。

開催期間は2015年の8月23日までということでまだまだあります。興味のある方はぜひ筑波実験植物園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

概要
日時：2015年8月8日(土) ～ 8月23日(日)
開園時間：9：00 ～ 17：00 ※入園は16：30まで

入園料
一般： 310円

高校生以下・65歳以上：無料

団体： 210円（20名以上）

リピーターズパス：年会費1030円

公式サイト：http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2015/08mizukusa/index.html

場所：筑波実験植物園
筑波実験植物園への詳しいアクセス

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▼関連記事：2013年に開催された時の様子です。
水草だけのイベント『水草展2013～流れに生きる水草』に行って来た！

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